風ひとつ

田舎に吹く心地よい風を届けたい、そう願って

溶けまいぞ蝋梅の花に朝日かな

今朝の新聞に寄りますと、神山の方でロウバイが満開だそうです。神山は我が家地方よりも西の方で、名前の通り山だから、チョッと遅いのかも知れません!我が家は正月明けに咲いて居るのを見つけて喜んだのだけど、ここはスゴイよ。25年が60本とは壮観でしょ…

梅が香や予定なき日の深呼吸

ここの所、スッキリしない天気が続いて、昨日も小雨が降ってましたよねえ!いえ特別何がどうだと言う訳でも無いのですが、薄ら寒いのは苦手で、いつもの様に打ちっ放しに出掛けることも有りませんでした。 昨日の午後から、関東地方は警報級の大雪だとの事で…

立春や浅瀬に鳥の数多し

いつの間にか水が減って、あちこちに川底が見えます。我が村の南を流れる宮河内谷川の事です。その浅瀬に多くの鳥が居ます。いい餌場が出来た。と喜んで集まって来たのでしょうか?それとも立春だと分かるのでしょうか?子どもの頃、ココで泳いだ身とすれば…

太巻きや恵方を向けばスマホ鳴る

いつから始まったのでしょうねえ!子どもの頃には無かったと思うんだけど!多分、いやキッと大型スーパーやコンビニのペースに巻き込まれて、出来上がったものでしょうね! 我が家でも、豆撒きと巻き寿司は欠かせない定番となってます。はてさて、こんな太巻…

白梅や見上げた空にジェット雲

そろそろ梅が咲き始めた様です。枝が枝垂れた感じの白い梅の花、枝垂れ梅の系統なのでしょうか?でもって、その枝の下に、潜る感じで、下から、梅の花をアップしようとしたのですが、そのスマホのレンズ越しに、見たものは、空の蒼さです。ですから、「 白梅…

明日多夢と銘打って水仙名所かな

我が家から2キロほどの距離に、広々とした芝生の公園があって、遊具もあるので、子ども連れの若い世代が、よく利用しているのです。 私もまた、孫たちが小さかった頃に、何回か行ってみて、吹田の万博会場程では無いにしても、よく似た場所が出来た事を喜ん…

餅網はいずこ焦げめも無くてチン

暮れに搗いた正月用のお餅なんですが、今年は、まだ沢山残っていて、時折オヤツ代わりに食べてます。残っていると言えば、最近は、お餅事情も随分と変わって来ました。と言うのも、暮れに搗いたお餅は、1月も終わろうとしたなら、しっかり赤や青の黴が生えて…

切り枝の部屋で膨らむ梅冬芽

梅の木が大きくなり過ぎたので、冬場の剪定です。ノコギリとハサミで結構強めに切り込みました。でもって気づいたのは、もうしっかりと冬芽が大きくなっていて、暖かくなるのを待ってる感じがするんですよね! そんな枝をピシャピシャピシャ切り落としていた…

よく来たと笑顔に添える葛湯かな

もう20年も昔になるでしょうか。高齢の叔母に、私が大阪の仕事を全て終えて、故郷の家に帰って来た事を報告しに行ったのです。 叔母にしてみれば、自分の出里の家が、誰も居なくなって、もう消えるのでは無いかと思って居たけれど、末っ子の私が40年ぶりに帰…

陽だまりに葉牡丹今日も恙無し

ソロソロ1月が終わろうとして居ます。今月、いや今年のスタートは、能登の大地震。いやはや驚きました。凄かった。大勢の死者被害者が出ましたよね! 今も家に帰れず避難したままだったり、壊れてる我が家を片付けたりの日々を送っているのでしょう!泣いて…

障子に花の継ぎ当てて寒波来る。

我が家の座敷は南がガラス戸シャッターになっていて、内縁があって、雪見障子になっています。だから寒波が来た所で隙間風があるとも思えないのですが、それでもそれ、気象予報士が、最強寒波だと言ってるし、何かが刺さって破れた穴は気になったし。ヤッパ…

石臼に花弁を包む薄氷

昨日のテレビは、寒波襲来を告げて、大雪による車の立往生も映像で流されて居ました。突然で、しかも大雪では、関ヶ原や長浜辺りで、動けない車が出るのも、ある意味、仕方ない事かも知れません。 幸い南国の我が家地方では、雪もなくて、冷たい風が吹いただ…

日向ぼこ丸める背中祖母に似て

我が家には縁側が有るのですが、内縁と言うのでしょうか?外はガラス戸で内側は雪見障子で座敷となって居ます。天気のいい日は、シッカリ陽射しを浴びて、まるでサンルーフか温室かって思ったりします。 ある日ふと見れば、我が相棒さんが、そこで新聞を読ん…

底見せて流れ止めたる冬の川

そうなんです。昨日の事です。火曜日と金曜日はゴミ出しの日だものですから、ゴミ袋1つと木を切って、細かく刻んだもの2袋を持って、出かけました。いつもの川沿い道の地蔵さまの前辺りの集積場所ですね。 でまあ、見るとも無く、前回カイツブリを見た辺り…

移転せし工場裏道枯葉道。

我が家は50個ほどの小字の村のほぼ中央部にあるのだけれど、西の方に高速道が出来て、西の方が分断された状態になってます。そうその高速道は4メートルくらいの盛り土の上を走っていて、すぐ横に側道が有るのですが、そこは、殆ど車も通らないので、格好の散…

湯豆腐のぐらりと揺れてまず一献

もう長い間、夜の街に出た事が無い。車の運転も夜間の暗さが気になって、ほぼ避ける様にしている。ライトも付いているし夜の暗さなんて、なんでも無かったんだけど、最近は、どうもいけません。田舎の細い道に折れ曲がる時は大いに不安です。 まあそれでも、…

金柑や口で皮剥く懐かしさ

もう冬木立ばかりの庭で、彩りと言えばコレでしょうか?ハイハイ夏蜜柑ですよね!随分黄色くなって、もう食べられるのかもしれませんが、分厚い外皮を剥いて、中のフサも剥いて食べるには、まだチョッと、そうだよねえ温かくなってからって思います。 でもっ…

大寒や頭巾欲しげの地蔵尊

我が村はもちろん近隣の村にも地蔵さんがあるのですが、その姿は、そりゃあマチマチでして、小さい石像だけもあれば台座の上で高々としたものもあるのです。かつての村の財力もあるのでしょうが、村外れの小さなお地蔵様でも、赤い頭巾や前掛けがなされてい…

仰ぎ見る阿讃山嶺冬の月

我が家の北に見える讃岐山脈、ホントは小さな峰が折り重なっているのでしょうが、2、3キロ離れたところから見れば、適度に霞んで見えて、山嶺が全て連なった一直線に見えることが多いのです。 そのせいも有るのか、絵画センスが無いのか、一直線をグネグネと…

庭に2羽齢幾つぞ寒雀

昨日は、神戸淡路大震災から29年ですか?もう30年近く前になったんですね!今回の能登地震による被害をテレビで見る度に、あの神戸の惨状が蘇って来ます。高速道路崩れる、街が燃える。そう当時は茨木に住んでいて、早朝だった。今まで体験した事もない揺れ…

白き指刻む大根膚白し

今夜はおでんが出来るらしくて、畑から大根を抜いて来ました。我が家の畑には2畝の大根が植っているのですが、1畝は2股大根が出来たり、地上部分が割れたりして、綺麗な大根になりませんでした。それを半分ほど食べたところで次の大根を蒔いたら、コレは、綺…

年頭の誓い再確認注連外す。

昨日は正月の15日、小正月、上り正月ですよね!ハイハイお正月もここ迄ですよって事でしたね。ですから、正月飾りもここまで、注連縄を外したのでした。 思うに、今年も新年を迎えるに当たり、今年こそアレをしよう、コレを実現すると誓い立ててみたり、年頭…

音も無く朝の気配や冬の雨

今朝は朝寝坊して7時にもなっていたのです。でもなんと無く暗くて、時計が狂ってるんだろうか、早過ぎたのだろうかと雨戸のシャッターを上げれば、なんと外は雨でした。薄暗いのは、そのせいですね。雨降りなんて天気予報は言ってましたかねえ?とか思いつつ…

マンサクの花開くとも頑固な葉

まんさくの花が、咲き始めて何日か過ぎました。銀木犀の木陰になるのか、なかなか満開にはならない様です。でマア花開いた花を撮ろうとしたけれど、花弁の先が支離滅裂、一体どこを向きたいのか?って感じで、スマホをああ向けたり、こう向けたりしたけれど…

陽だまりの蝋梅まさに蝋1輪

ブロック塀の横で、蝋梅が咲いています。開いて居るのは1輪だけれど、花のない季節に咲いてくれるのが嬉しいですネ。やがてコチラも咲いてくれるでしょう誰が名付けたのかは知りませんが、よくぞ蝋梅と言ったものだと、開いた花を見ながら感心しています。 …

山茶花に鳥影動き落花かな

今日の新聞に、こんな記事が載っています。チョッとタイトルに違和感が有るんですよね!見出の、山茶花をカタカナって事はまだ許せるとして、あでやかって表現だけど、艶やかは豊かな色と書いて艶っぽいって感じですよね!山茶花は艶っぽい花でしょうか? と…

散歩道ここも空き家か寒ツバキ

曇り空の昨日夕方、少し歩いてみようと散歩に出掛けた。我が村の西側に高速道路が走る様になって、村が2分された感じで、子ども時代とは違う景色が広がっていました。村はずれの家の裏を通り橋を渡れば、隣の村。 太陽光発電のパネルが拡がって、様相が一変…

こちらだと手と手触れた夜宵えびす

今も元気でお過ごしでしょうか?学生時代同じサークルの2つ上の先輩女性のことだけど、彼女は今宮戎近くに勤めていてその職場が飴売りの夜店を出しているので、ソレを見せようとしたのです。そして私は就職して1年も過ぎていない頃で、地下鉄大国町に来るの…

小寒や川面に1つカイツブリ

川沿いの道、お地蔵さんの前がゴミ集積場になってます。我が家からは。2、3百メートル離れているので、普段は川を見ることもなく、そうですね、車で橋を渡る時チラッと見る程度でしょうかねえ! でもって今日は火曜日、ゴミ収集車が来る前にとゴミ出ししたの…

七種を刻む人白き割烹着

とマアコレが昨日の一句なんだけど、横から眺めて、概念句ですねえ、今どき割烹着なんて無いわよと言われた。だもので、すかさず、「七草を刻む人腰が曲がりけり」ではどうですか?と宣えば、ハイハイこき使われたせいですね!と言われた。こき使われたと言…