山吹が咲いています。カメラを近付けて、うんうん、この花って八重なんだと思ったのです。でもって、出てくるのは、太田道灌の話。
「七重八重花は咲けども山吹の〜」なのですが、次に出てくるミノひとつだにってところですがね!
これって、蓑と実の1つをかけているって事ですが、蓑ってものが、今時は、もう、わからないんじゃ無いかって思うのです。
ええ、私の記憶さえ、オボロですから、農家の納屋の奥か、民族博物館ででも見ていないとわからない代物ですよね。
ハイハイ、私の記憶ですけどね!ええ、子どもの頃は田植えの季節、農家は早乙女を雇って一気に田植えをしていたのです。その早乙女さんがカッパを着ている人も有れば、蓑を背負っている人もいるって感じでした。雨具がビニルやナイロンにとって変わられる頃だったのでしょうね。うん、そう思えば、早乙女を雇っている人が蓑で、早乙女さんはカッパだった様な気もしますね!
マアそれはともかく、今は山吹が咲く季節で有り、雨がよく降る季節に向かうのだと言う事は確かな事で、そうした季節の移ろいを感じさせる花の1つって事ですね。
山吹の花を見ながら、ガサツな関東武士の道灌が、無知を恥じて教養を高める努力をした事を思い、ボンヤリもいい加減にしないとなあ〜など思った朝でした。