風ひとつ

田舎に吹く心地よい風を届けたい、そう願って

白牡丹浮かぶ早逝姉の顔

 私には4つ上の姉がいた。私が小学校の12年の頃には、5、6年生で購買部の部長さんだった様で、ハイハイ校内で学用品を売る高学年の部活動みたいなものですね!f:id:kokohahurusatokazemakase:20240425062229j:image

 でマア、私が糊やハサミやクレパスを忘れて行ったら、姉の所に行って何とかしてもらってました。色の白い人で、私が行くと困った顔をしつつ、糊やハサミを何とかしてくれたのですが、この姉は嫁いで2年もしなくて亡くなってしまいました。20歳過ぎだったと思います。勿論その家は後妻さんも来たので、我が家と親類付き合いも消えて、墓参りする事もありません!f:id:kokohahurusatokazemakase:20240425062255j:image

 我が家の累代墓に参る時思い出す事もあるけれど、その墓に眠る訳でも無いのです。そう、そんな薄幸な、若死にをした姉を、この白い牡丹が咲くと思うのです。f:id:kokohahurusatokazemakase:20240425062328j:image

 果たして、美人薄命と言われるほど美人だったのか?牡丹に喩えられるほどの容姿だったかは、不明だけれど、とにかく、この白い牡丹が咲くと思うのです。f:id:kokohahurusatokazemakase:20240425062351j:image姉の、困った様な、仕方無さそうな白い顔、今年も、白い牡丹を見て、思い出したもので、冒頭句となりました。明日の心でーす。