さてさて、この写真、なんだか分かりますか?そうですね!菊の葉っぱに乗っかっている雨蛙です。保護色っていうのですか?ホントよく溶け込んでいて、見つからない様にジッとして居ます。弱いものの生き延びる術なのでしょうね!
でもねえ、コレは弱小動物に限らないかもですよね!かつて私は大阪は大正区のモクモクと煙の煙突が林立する所に勤めたのです。背広はグレー、灰色でしたよねえ、煙に溶け込んで居たでしょうね!しばらくして、東淀川区に転勤、そこはまだ田舎の風情。田畑が残って居たり、まだまだ戦後ですよみたいに、茶色に錆びたトタンの塀が続く様な場所でした。ここでの背広はグリーン系や茶系統に変わりました。しばらくと言っても10年は経たでしょうが 、同じ東淀川区の新興住宅地に移動したのです。そこでは新しいビルや施設が次々と建設されて居ましたが決まってセメント色、私の背広もグレーにもどりましたが、淡く落ち着いた色でした。そのうち、ビルの色が肌色や黒っぽいものに変わり、私の背広も黒っぽい紺に変化しました。
雨蛙だけじゃ無くて、私もまた保護色で身を包みながら生きて来たんだよなあと、昔を思う朝でした。明日の心でーす。