この辺りを太郎兵衛というとの看板を見て、ならば太郎兵衛館も近いはずだと思いつつ歩きます。しばらく進んで左の木立の中に建物らしき物が見え出しました。
香川大学のものだそうです。そう言えば農学部があって、林業科ってモノもあるのでしょうか。建物に近づく気もなくて、アレコレ思うのでした。でも、コレで進んできた道は間違いなかったとひと安心です。元気を出して歩きます。
さてと、そこから、1キロと歩いて無いと思いますが、こんな表示です。女体山越えの入り口に来たようです。今までの道は森や林の中で、細くて薄暗かったけれど、それでも舗装された林道だったのですが、ここからはもう、山道、坂道、登山道なのです。段差の大きな石段を上がり、斜面の山道を進みます。
もうコレは、遍路道と言うより、登山道です。腰を曲げて歩き、這いつくばる感じで登って行くのでした。
ただ、山の尾根伝いなのでしょうか、さっきまでの林道の薄暗さは無くて、明るいのです。上を見上げれば青い空が見えて、すぐそこに開けた場所があるかのようです。そう思って登って行っては、何度も裏切られて、ウーン、またまた登りなんですかって感じでありました。
それでも、何度目かに、ヤット広い場所に出ました。林道です。さっきの道の続きでしょうね。どうやら這いつくばるようにして、林道をショートカットして上がって来たようです。
でもってこの赤い矢印は林道を進めって事ですから、歩き始めました。やはり林道は歩き易いですよね。
そう思いながら、歩く事200メートルも行かないうちに、またまた女体山の登り口です。表示を見て、ウーム、 げっそりです。さっきまでの悪戦苦闘は、たかが300メートルの登りだったわけで、ウーンまたまた700ですか?
でもね、引き返す訳にも行かないし、前へと進みます。明日の心で〜す。